スキンケアで取り入れるアロマテラピーの効果とは?

2019.03.13

植物の恵みを心身に受け取ることができるアロマテラピー。
ルームフレグランスやトリートメントなど、様々な方法で楽しまれているアロマテラピーですが、実はスキンケアにも効果があることご存知ですか?
今回はスキンケアでアロマテラピーを取り入れる効果についてご紹介します。
毎日のスキンケアの参考にしてみてくださいね。

そもそもアロマセラピーとは?

私たちの最も身近な自然である、”植物” は昔からあらゆる方法で活用されてきました。漢方やハーブティーなどもそのうちの1つです。
その中でも、植物の「香り(アロマ)」を使って私たちの心身にさまざまな効果をもたらしてきた方法がアロマセラピーです。
アロマセラピーは、さまざまな植物の「香り」を楽しみながら、その「香りの成分(エッセンシャルオイル)」を使って心身のバランスを整える、古来からの人間の知恵の1つなのです。

エッセンシャルオイルとは?

エッセンシャルオイルとは、前項でも記載したように植物の香り成分(=芳香成分)のことです。
なかでも、芳香成分を純粋に抽出した100%天然のものを「エッセンシャルオイル」と呼びます。
アロマテラピーについて調べると、「精油」「アロマオイル」といった言葉も一緒に目にしたことがあると思います。
これらはエッセンシャルオイルと同様にアロマテラピーで使用する植物の芳香物質を抽出したものですが、それでは、エッセンシャルオイルと何が違うのでしょう?

アロマオイルや精油との違いは?

精油は、エッセンシャルオイルと同じものを意味しています。簡単に言うと日本語か英語かの違いなのです。
一方、アロマオイルは精油に何らかの物質を混ぜたり、人工的に香りづけられたオイルのことを言います。
定義づけられているわけではありませんが、100%天然ではないものがこれに当てはまります。
人工的なので悪いものという事ではありませんが、使用できる用途が大きく違いますので、注意しなくてはいけません。

エッセンシャルオイルの効果とは?

エッセンシャルオイルを用いたアロマテラピーには、香りによるリラックス効果以外にも植物によってさまざまな作用があることご存知ですか?
なんとエッセンシャルオイルは、香りを楽しむだけではなく、100%天然のものですので肌に塗ることができ、次のような効果を取り入れることができるのです!

・抗菌作用
・抗炎症作用
・収れん作用
・殺菌作用
・鎮静作用
・保湿作用
など。

そのため、例えばオイリー肌用の化粧品には収れん作用、ニキビなどの吹き出物には抗炎症作用などが期待できる精油を用いています。
ただし、エッセンシャルオイルは成分が凝縮されているため、これだけを直接肌につけるとかぶれなどが起こる可能性があります。効果があるからといって、エッセンシャルオイルだけを肌に塗らず、キャリアオイル(希釈剤)で調整して使用しましょう。
ちなみに、アロマオイルは香りを楽しむことを目的に配合されたものがほとんどですので、肌に塗って楽しむことはできません。ルームフレグランスやアロマポットを使用して香りを楽しんでくださいね。

私たちは、日々何らかの要因でストレスを感じ、それが生活習慣病などの疾患の原因の1つとなっていると言っても過言ではありません。
香りが持つ有効成分が心身の両面に作用し、さらに、日常生活に取り入れやすいというメリットがあるアロマセラピーは、現代社会の理に適っていると言えますよね。

スキンケアでアロマテラピーを取り入れる

アロマテラピーの楽しみ方はいろいろありますが、実は最も気軽に取り入れる方法の1つが「スキンケア」なのです。
スキンケアにより、体内へ吸収する経路は大きく分けて2つあります。
①嗅覚からの経路
②皮膚からの経路
それぞれの経路から体内に吸収され、神経やホルモン、血液循環を介して体内を巡り、心や体に作用していきます。

①嗅覚からの吸収経路

スキンケアの際、心をリラックスさせるために呼吸も大事な要素の1つですよね。
その際、呼吸とともに嗅覚から吸収されたエッセンシャルオイルはその香りで、私たちにリラックス効果をもたらし、さらに大脳に届きます。

五感への刺激は、
・嗅覚→大脳辺縁系(人の感情や欲求を司る)
・その他の五感→大脳新皮質(思考や言語などの知的活動を司る)→大脳辺縁系
という経路で脳へ届きます。

そのため嗅覚からの刺激は、頭で意識して考えることなく無意識に香りの良さを感じ、さまざまな有効成分が免疫機能に働き、さらにエストロゲンやプロゲステロンといった女性ホルモンのバランスを調整し、美肌に導いてくれるのです。

②皮膚からの吸収経路

実はエッセンシャルオイルの成分は皮膚からも体内に取り入れることができること知っていましたか?
人の皮膚の表面は、厚さ約0.2mmの ”表皮” や さらにその奥にある”真皮” などで構成されています。

外部からの皮膚刺激は、通常、表皮によって侵入を防いでいます。
しかし、エッセンシャルオイルは脂溶性で、1つ1つの分子構造が小さいため、皮膚表面にとどまることなく比較的簡単に浸透し、さらに真皮にある毛細血管やリンパ管に入ってその効果を全身に運ぶことができるのです。

その表皮の中で1番下にある「基底層」という層では新しい皮膚細胞を作り出しており、ここでは日々新しく生み出された皮膚細胞が、約28日かけて表面に上がっていき最後に角質となり剥がれ落ちていきます(このサイクルをターンオーバーといいます)。
しかし、年齢や生活環境などさまざまな要因によってこのサイクルが乱れ、いつまでも古い細胞が表皮上に残ってしまうことがあり、これが ”くすみ” の原因となっています。
そこで、細胞成長を促す作用をもつエッセンシャルオイルを選択することで、基底層で生まれる細胞を活性化させ、このサイクルを正常に整える効果があると言われています。また、抗菌作用のあるエッセンシャルオイルが多く、基礎化粧品として取り入れることで、肌に細菌を寄せ付けない効果も期待できます。

真皮では、皮脂腺で作られる表皮の周りの皮脂膜(水と脂が合わさったもの)を供給し、私たちの肌に潤いを与えてくれます。そのため、皮脂腺がうまく働かないと乾燥肌や脂性肌(オイリー肌)気味になってしまうのです。
そこで、エッセンシャルオイルがキャリアオイルと共に真皮に浸透することで毛細血管から吸収され、皮脂腺に作用し、肌の水と脂のバランスを整えてくれるのです。
また、エッセンシャルオイルの種類によっては、保湿成分を補ったり、引き締めなどの効果、さらに真皮にあるコラーゲンをつくる細胞に働きかける効果も得ることができるのです。

いかがでしたか?
毎日行っているスキンケアからならば、時間がない人でも気軽に取り入れることができますよね。ぜひ、スキンケアからアロマテラピーライフを楽しんでください。